実話~運命~
家に帰ると裕太の彼女が来とって部屋でヤっとるらしく声が聞こえとった。

ありえん…。

そう思ってまた外に出た。


もう夜の9時。

真っ暗だしとりあえず近くのコンビニに向かった。

徒歩やと10分くらい。


寂しいし、とりあえず電話しながら行こうと思って電話をかけた。


「もしもし?今大丈夫ですか??」


「大丈夫やで。どうかしたん??」


それは志水さんやった。


「いや…コンビニに歩いて行ってて、何もしとらんで歩いてると怖いし電話してみたんです。」


「1人で歩いてるん?危ないやろ!!走り!!」


「(笑)無理です。」


「里美ちゃん、運動ダメそうやもんな~(笑)何買い行ってるん??」


「いや、実は弟が彼女と部屋で…その…ね。だから帰れなくてとりあえずコンビニ♪みたいな??」


「なるほど。(笑)しょうがないな~、コンビニ迎え来たるわ。どっか行くか。つーか俺、ボーリングしたいんよ。行かん?」


「行く~♪いいんですか??」


「俺が誘っとるのにいいんですか?って何やねん。今から出るけどコンビニ着くまでは電話は切らんで?何かあったらあかんし。」


「何かあれば自分でぶっ飛ばしますよ。(笑)つーか今着きました。」


目の前にはコンビニ。

色々話してたらいつの間にか着いた。


「20分くらいで着く思うから。まっとってな。何かあったら電話してくるんやで??」


「ありがとうございます。」


そう言って電話を切った。

でもその瞬間また携帯が鳴った。

【着信 ウィル】

の文字。
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