実話~運命~
仕事が終わって携帯を見るけどやっぱり着信というかウィルから連絡はなかった。

仕事が終わるとだいたい

〔○×の駐車場で待っとるで。〕

ってメールが来てるのに今日はない。


やっぱり怒ってるんだ…。

そう思って帰ろうとすると着信が。

ウィルや。


「もしもし。」


「○×の駐車場におる。」


「怒ってるん?」


「怒ってたら来んやろ。」


「そやな。」


○×の駐車場は歩いて2分程。

店も出ててほんとそこは目の前やったし、そう言った瞬間到着した。

車の中におるウィルがわかった。


通話のまま助手席のドアをあけるとこっちを見たウィルが電話を切った。


「なんやもう外おったんか。」


「うん。ちょうど出たとこやったんよ。」


「早かったな。」


「いつもくらいやん。ハハ。」


いつもみたいな会話。

でもわたしは切り出さなきゃいけなかった。
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