実話~運命~
それからというもの、変わらずウィルは迎えに来てくれた。


「彼氏が出来るまでやで?」


って笑いながら。


「もうええって。」


って言うけど一度やり始めたから最後まで貫くって言うとった。

一度言い出したら引っ込めることが出来へんウィルやからお願いしとった。



志水さんともあれから何事もなかったかのように月に3回くらいのペースで一緒に飲みに出た。

だけどノンアルで会う日はUSJ以来、いや、あのドライブで気まずくなった日以来なかった。

週に3度程連絡も取り合った。


そして月日は流れ、冬。


今日はまた志水さんと飲みに行く日。
< 152 / 236 >

この作品をシェア

pagetop