実話~運命~
「はい、すいません。はい、ありがとうございます。お疲れ様です。」


わたしは電話を切った。


「休み取れた?」


「取れましたよ。初めてです、ズル休み…。」


志水さんの押しに負けわたしは今日、休んだ。

社員のくせに…。


「ええやん、たまには。」


そう言いながら横で頭をなでてくれる。

なんなんやろ、この雰囲気。

うちらこのままセフレにでもなるんやろか??

いらんわ、セフレは。


こんなことばっかわたしは考えとった。
< 156 / 236 >

この作品をシェア

pagetop