実話~運命~
叔母が結婚した。

結婚…それは違うな。

籍は入れん。

一緒に住むことになったが正しいかもしれん。

相手はスナックの客である36歳の会社員。

もちろん叔母よりうんと年下。


洋介くんは

「あいつの好きにやればええ。」

って言うとった。

その洋介くんは最近全然見ない。


彼女の家に入り浸り。


こんな久保崎家。

邪魔なのはもちろんわたしら家族3人。


こんなことからうちらは引っ越すことになった。

でも叔母とその男はおってええって言うた。

同じスナックで働いとる母親と男ももちろん知り合いやし。

でも気まずいから引っ越すって話になっとったのに実行にうつさん母親。


驚愕の事実を聞いたのは裕太からやった。



「この前な、お袋、康夫とヤッとったん見た…。」


「…は??」


血縁関係の醜い三角関係に気付いた。

でも三角でおさまればよかった。
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