実話~運命~
そして翔太はわたしにキスをした。


何度も何度も。


「忘れさせたる。もう俺んとこおれ。家になんて帰さん。」


そう言った。


それに頷いた。




そしてその日の夜中、家に行った。

鍵の閉まった家。

でもうちは違う。


どっか開いてる…。


みつけたのはわたしたちの部屋。


ありえん…。

と思いながらも部屋に入って着替えと携帯と金をバッグに詰めた。

寝てる母親の横でコソコソと。



そしてまた家に戻った。




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