実話~運命~
「もしもし。」


朝の9時やった。

突然の電話。


「今日、9時に○×(居酒屋)集合。」


その声はキレとった。

久しぶりに聞く声なのに。


「…わかった。」


「里美、お前大丈夫なんか??」


心配してるような言葉なのにこわい。


「大丈夫だよ…。洋介くん、あんま気にし…──」


「気にせんでおれっか、これが!!」


怒鳴られた。

相当キレとった…。



そしてわたしは翔太に飲み行ってくると伝えて、9時にちゃんと居酒屋に向かった。


そこには洋介くんと裕太がおった。

久しぶりに集まったいとこ同士。


でも明るいもんじゃない。

すごいオーラが漂っとった。
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