実話~運命~
教室に戻ると授業が始まる寸前だった。
急いで席に着くと隣にはさっきまでいた人と違う人が座っていた。
さっき大悟くんに歩み寄っていた人だ。
「俺、工藤慶太。よろしくな。」
ニカッと笑顔で言われた。
工藤くんの耳にはいくつものピアスがぶら下がっていた。
「あ、わたしは…」
「久保崎里美ちゃんやろ♪知ってる。」
わたしの声を遮って工藤くんが続けた。
「大悟くん、何だったん??」
「あ…いや大したことじゃなくって。」
告白されてたなんてとてもいえなかった。
「告白でもされたんやない??」
でも工藤くんはすぐにそう聞いてきた。
わたしは顔を真っ赤にさせて違うよと繰り返したけどバレバレだったと思う。
「へぇ~♪で、付き合うん??」
「そんなわけないじゃん。彼氏なんてわたしまだいらないし!!」
「そうなんや。最近までいたん??」
「いないよ。付き合ったことなんてないもん。」
そう言うと驚いた表情を見せた。
「え、処女!?」
その言葉にまた顔を真っ赤にさせながら俯いた。
「へぇ~♪同じ久保崎先輩とは親族でも違うもんなんやな。ま、仲良くしてな。俺、今日からこの席に移動してきたから。」
「そうなの?さっきまで隣にいた人は??」
「変わってって言われたから俺、こわくて変わってしもたんよ。」
その言葉で逆に変わるよう言ったんだなって気付いた。
急いで席に着くと隣にはさっきまでいた人と違う人が座っていた。
さっき大悟くんに歩み寄っていた人だ。
「俺、工藤慶太。よろしくな。」
ニカッと笑顔で言われた。
工藤くんの耳にはいくつものピアスがぶら下がっていた。
「あ、わたしは…」
「久保崎里美ちゃんやろ♪知ってる。」
わたしの声を遮って工藤くんが続けた。
「大悟くん、何だったん??」
「あ…いや大したことじゃなくって。」
告白されてたなんてとてもいえなかった。
「告白でもされたんやない??」
でも工藤くんはすぐにそう聞いてきた。
わたしは顔を真っ赤にさせて違うよと繰り返したけどバレバレだったと思う。
「へぇ~♪で、付き合うん??」
「そんなわけないじゃん。彼氏なんてわたしまだいらないし!!」
「そうなんや。最近までいたん??」
「いないよ。付き合ったことなんてないもん。」
そう言うと驚いた表情を見せた。
「え、処女!?」
その言葉にまた顔を真っ赤にさせながら俯いた。
「へぇ~♪同じ久保崎先輩とは親族でも違うもんなんやな。ま、仲良くしてな。俺、今日からこの席に移動してきたから。」
「そうなの?さっきまで隣にいた人は??」
「変わってって言われたから俺、こわくて変わってしもたんよ。」
その言葉で逆に変わるよう言ったんだなって気付いた。