実話~運命~
翔太と付き合ってるのは中山さんしか言ってなかった。

あの飲み会が縁で付き合ったなんて知られたくなくて。

翔太は社員の人には誰にも言うてないらしい。


そんな職場、わたしは辞めた。

バイトだったし辞めるのに止められることはなかった。


そしてわたしはデータ入力、電話応対のバイトを始めた。

時給は1000円。

時間は10時~6時半まで。

前のとこよりお金も時間もいいけど前の方がそりゃ楽しかった…。

でもワガママは言えない。

こっちは土日が休み。


そう、翔太と休みが同じ。

これでほとんど一緒にいれた。


うちらはほんまに依存しあっとった。



土日は京都をブラリ旅してみたり、たまには旅行に行ったり。

映画見たり、家でまったりしとったり。


一緒におれる時間が長くなってほんま嬉しかった。


前から貯金しとったお金で自動車学校にも行った。

3ヶ月くらいで免許を取得も出来た。


翔太の車を運転…させてもらえへんかったけど…。

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