実話~運命~
こんなペースでこの日、工藤くんとわたしはずっと喋っていた。
工藤くんは洋介くんのいとこというだけで近寄ってきた人。
だけどすごく面白かった。
掃除の時も、帰りのHRの時もずっと喋りっぱなしやった。
そして帰るようになると先生が出て行ったのと同時に梢ちゃんと千尋ちゃんが入ってきた。
「里美~♪帰るで~!!」
そう言ってわたしを呼んだ。
「あ、待って…」
朝はちょっとしか出なかった声が今日1日でだいぶ出るようになった。
学校が楽しいから。
その声でわたしの居場所がわかったらしく2人が席の方に来た。
「お、慶太。なんや、里美の隣なんか。えらい奇遇やな。」
梢ちゃんが工藤くんに話しかけた。
大悟くんとも梢ちゃんとも工藤くん友達なんだ~。
そう思いながらカバンに教科書を詰めていた。
「里美…そんなん置いて帰り…。重いやろ。」
それを千尋ちゃんが呆れるように見ながら言って千尋ちゃんの手で教科書が次々とカバンから出されていった。
そしてそれを工藤くんがわたしの引き出しに入れていった。
「久保崎さんって真面目なんやな。」
「な~に言ってんの♪こ・れ・か・ら♪里美変えてるから♪さ、帰るで。」
梢ちゃんはウインクしながら工藤くんに言うとわたしの手を引いて歩き始めた。
みんなわたしを見ていたのでさっき話してた子らに
「ばいばい!」
と声を掛けたらみんなも返してくれた。
初めてバイバイって挨拶が出来たことがまた嬉しかった。
工藤くんは洋介くんのいとこというだけで近寄ってきた人。
だけどすごく面白かった。
掃除の時も、帰りのHRの時もずっと喋りっぱなしやった。
そして帰るようになると先生が出て行ったのと同時に梢ちゃんと千尋ちゃんが入ってきた。
「里美~♪帰るで~!!」
そう言ってわたしを呼んだ。
「あ、待って…」
朝はちょっとしか出なかった声が今日1日でだいぶ出るようになった。
学校が楽しいから。
その声でわたしの居場所がわかったらしく2人が席の方に来た。
「お、慶太。なんや、里美の隣なんか。えらい奇遇やな。」
梢ちゃんが工藤くんに話しかけた。
大悟くんとも梢ちゃんとも工藤くん友達なんだ~。
そう思いながらカバンに教科書を詰めていた。
「里美…そんなん置いて帰り…。重いやろ。」
それを千尋ちゃんが呆れるように見ながら言って千尋ちゃんの手で教科書が次々とカバンから出されていった。
そしてそれを工藤くんがわたしの引き出しに入れていった。
「久保崎さんって真面目なんやな。」
「な~に言ってんの♪こ・れ・か・ら♪里美変えてるから♪さ、帰るで。」
梢ちゃんはウインクしながら工藤くんに言うとわたしの手を引いて歩き始めた。
みんなわたしを見ていたのでさっき話してた子らに
「ばいばい!」
と声を掛けたらみんなも返してくれた。
初めてバイバイって挨拶が出来たことがまた嬉しかった。