実話~運命~
あえて翔太に連絡をしなかった。

黙って指につけておこうと思って。


泣きはらした目で職場に行くと職場の人たちが指輪に気付いてみんなからかなり見られた。

かなり羨ましがられた。

素敵な彼氏やって言われた。


翔太はほんま自慢の彼氏や。



そして翔太の大好きなメニュー、から揚げとオムライスの準備をして翔太の帰りを待った。


そして玄関から音がした。

緊張した。


きっと翔太もしとるやろう。



「おかえり。」


そう言って翔太を見ると翔太の目線は指へ。


その瞬間翔太は笑った。


「ただいま。」


そう言うとわたしのそばにきて抱きしめてくれた。



「翔太、ありがとう。ほんま嬉しかった。」


「幸せにしたるからな。」


そう言ってギュッと抱きしめてくれた後にキスをした。
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