実話~運命~
お母さんへ


お母さん、今まで女手1つでわたしを育ててくれてほんまありがとう。

お母さんは全然厳しくなくって、ほんま放任やったね。

わたしがどんなことしようとも、全く構うそぶりさえ見せんかったね。


でもそんなわたしが私立に行くって言うても困った顔すら見せんかったお母さん、ほんとはえらい苦労しとったん後から叔母ちゃんに聞いた。

ほんまキツイのに好きなことさせてくれてありがとう。


そんなお母さんがわたしを唯一怒ったあの日、ほんまに強いお母さんを心から尊敬しました。

まだまだ未熟やな、わたしって痛感させられました。

周りから見たら絶対自慢できる母親やないと思う。

でもお母さんの子どもに産まれたこと、ほんとに今は誇りです。


虫が苦手でしょっちゅう夜中たたき起こしましたね。

あれはえらい迷惑でした。

(ここでは笑いがおこった)

これからは自分で頑張ってください。


お母さんの愛、それを受け継いで翔太くんと生きていきます。

色々あると思うけどまたわたしを怒ってください。


そして娘のように育ててくれた叔母さん、妹同様に扱ってくれた洋介くんも感謝してます。

お2人がわたしを成長させてくれたと言って間違いないと思います。

強い2人を見て強くなれました。


これからももっと強くなって2人に近づきますんで、見捨てんといてくださいね。


これからは翔太くんと幸せになります。

そして親孝行、していこうて思ってますので…期待しとってください。


ほんまにありがとう。

大好きです。


里美。
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