実話~運命~
「でもな、優しいとこもあるんやって言うとったで?その半殺しにあった猫治るまで面倒みたりしたんやろ??」


「へっ!?里美が!?そうなん??」


「わたし弱い者いじめんの嫌いやねん。」


そう言うとウィルが1番驚いた顔を見せた。

それを見ると何でこいつはわたしと付き合ってるんだろうと不思議になった。


「今度慶太に久々会うてみてよ。慶太も会いたがると思うし。…ウィルソンくんも来てな。」


最後はウィルに気をつかって北村エリカは言った。


「こいつはええ。ややこしいことなりそうやし。」


「なんでなん!?俺も昔の話聞きに行くで。」



こんな話で盛り上がり、その日バイトが休みだったウィルも一緒に慶太に会うことになった。
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