実話~運命~
2月になると学校に行かなくてよくなった。

わたしは相変わらず進路は決まってなく、宙ぶらりんな感じだった。

バイトにもほとんど行くこともなくなり、ヤスさんと遊んでばっかやった。

志穂とも猛とも鈴ともずっと話しとらんかった。

連絡来ててもヤスさんと一緒おったから出れなかった。


ヤスさんとは男女の仲になっとった。




2月の中旬だった。


「俺、里美に本音、話してええか?」


「何?どうしたん??」


「お前が好きやねん。俺の女や思っとってええんよな??」


「…わたしもヤスさんが好きや。」





わたしたちは恋人同士になった。

でもこれが大きな間違いやった。


責任感が以上に強いわたし、これが大きくわたしを変えていった。
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