実話~運命~
話を聞いたのは付き合い始めてちょっとした頃やった。
「俺、お前と先のこと考えてんねん。だからもう今までみたいに色々奢ったり、買ってやったり出来ひん。ほんまに好きやから、足洗おうって思っとる。会社に借金もあるし、返して足洗う。応援してくれるか??」
わたしは素直に信じた。
この人はわたしをすごく愛してくれてるんだって思った。
「…ほんま??もちろん応援するわ。借金て…なんぼくらいあるん??」
「1千万はあるかもしれへん。」
「1千万…。」
高校生のわたしにはケタが大きすぎて全くピンとこんかった。
それから家に帰って考えた。
最近ちょっとだけまともになった裕太は高校に普通に通っとる。
友達と遊んだりして前みたいに無茶はしとらんように見えとった。
洋介くんといえばスカウトをしてた。
会社が違うらしくヤスさんのことは知らんと思うけどヤスさんから会社のことは言うなって口止めされとったから言わなかった。
身内には恥ずかしくて知られたくないって。
洋介くんは甘いマスクを磨いてかなり金を稼いでいた。
「洋介くん、1千万て…どうしたら稼げるん?」
「おまえ借金したんか!?何に使ったん!?」
「してへんわ…。何に使うねんそんな金。そんくらい稼げる仕事って何があるんか考えてたんよ。将来について。」
そう言うと少しホッとしたような顔をした。
「普通の会社やと年に300万くらいやないか?多くて。1千万やったらもうAVやな。AVやったらそんくらいいくけどお前は絶対すんなよ。」
「するかっ!!」
AVか…。
少し考えた。
「俺、お前と先のこと考えてんねん。だからもう今までみたいに色々奢ったり、買ってやったり出来ひん。ほんまに好きやから、足洗おうって思っとる。会社に借金もあるし、返して足洗う。応援してくれるか??」
わたしは素直に信じた。
この人はわたしをすごく愛してくれてるんだって思った。
「…ほんま??もちろん応援するわ。借金て…なんぼくらいあるん??」
「1千万はあるかもしれへん。」
「1千万…。」
高校生のわたしにはケタが大きすぎて全くピンとこんかった。
それから家に帰って考えた。
最近ちょっとだけまともになった裕太は高校に普通に通っとる。
友達と遊んだりして前みたいに無茶はしとらんように見えとった。
洋介くんといえばスカウトをしてた。
会社が違うらしくヤスさんのことは知らんと思うけどヤスさんから会社のことは言うなって口止めされとったから言わなかった。
身内には恥ずかしくて知られたくないって。
洋介くんは甘いマスクを磨いてかなり金を稼いでいた。
「洋介くん、1千万て…どうしたら稼げるん?」
「おまえ借金したんか!?何に使ったん!?」
「してへんわ…。何に使うねんそんな金。そんくらい稼げる仕事って何があるんか考えてたんよ。将来について。」
そう言うと少しホッとしたような顔をした。
「普通の会社やと年に300万くらいやないか?多くて。1千万やったらもうAVやな。AVやったらそんくらいいくけどお前は絶対すんなよ。」
「するかっ!!」
AVか…。
少し考えた。