実話~運命~
毎日寝て、そして起きて気付くのは”また、今日も汚れる。”だった。


これ以上を知らないくらいに。


明日が来るのがこわいって思ったのは初めてやった。

眠れなかったのも初めてやった。


季節はクリスマスでみんな幸せそうに歩いてるのにわたしはからっぽやった。

一体、いつからデートしてへんのやろう。

いつから金渡して終わりの関係になったんやろう。


降って来た雪がわたしも一緒に解かしてくれたらいいのにって心底思った。



でもわたしは働くしかなかった。



この頃くらいからわたしは何のために働いてるのかわからんくなった。

たまに来る友達からの連絡で幸せそうな報告がうっとおしいと思うこともあった。


腐った人間になってった。
< 95 / 236 >

この作品をシェア

pagetop