実話~運命~
そしてこの話はどっから流れたのかわからんけど洋介くんに数日後かに知れ渡った。
そして全てを知った洋介くんが知ったのはヤスさんはスカウトでもなんでもなくただのヤクザだったってこと。
そして借金なんてなくってただ、わたしを利用してたってこと。
洋介くんにはチカラなんて全くなくってそれを知るだけで危ない橋をいっぱい渡ってくれた。
そして初めて見た。
洋介くんの涙を。
「里美…もう辞め。お前の笑顔…ずっと見てへんねん。おかしいって思っとたんよ。もう辞め。」
それは初めて学校に言った日、言われた言葉と同じ。
”笑顔みてへんねん。”
もしかしてまた…始められるんかなって思ったりもした。
そしてわたしはヤスさんに話した。
全部知ってるってことを。
そして泣きながら、そして土下座しながらこのレールから降ろしてくださいって言った。
最初はヤクザらしく殴られたり、蹴られたり、罵声を浴びせられたものの、折れないわたしに
「俺は強制した覚えはない。最初から金づるだと思ってた。」
と言われた。
冷たく。
あっけなく捨てられた。
ヤスさんのために頑張ったのにほんとに呆気なく。
ようやくわたしは2年弱のソープ嬢生活を終えた。
それは長い、長い、そして絶望を感じた日々だった。
そして全てを知った洋介くんが知ったのはヤスさんはスカウトでもなんでもなくただのヤクザだったってこと。
そして借金なんてなくってただ、わたしを利用してたってこと。
洋介くんにはチカラなんて全くなくってそれを知るだけで危ない橋をいっぱい渡ってくれた。
そして初めて見た。
洋介くんの涙を。
「里美…もう辞め。お前の笑顔…ずっと見てへんねん。おかしいって思っとたんよ。もう辞め。」
それは初めて学校に言った日、言われた言葉と同じ。
”笑顔みてへんねん。”
もしかしてまた…始められるんかなって思ったりもした。
そしてわたしはヤスさんに話した。
全部知ってるってことを。
そして泣きながら、そして土下座しながらこのレールから降ろしてくださいって言った。
最初はヤクザらしく殴られたり、蹴られたり、罵声を浴びせられたものの、折れないわたしに
「俺は強制した覚えはない。最初から金づるだと思ってた。」
と言われた。
冷たく。
あっけなく捨てられた。
ヤスさんのために頑張ったのにほんとに呆気なく。
ようやくわたしは2年弱のソープ嬢生活を終えた。
それは長い、長い、そして絶望を感じた日々だった。