だから貴方を…
次の日 いつもと変わらず起きて支度してバイトに行く。
不意に聞いた声がまた私を止めた。
「おーす。」
「あっ、おはよ」
やっぱり緊張してる…。

ただ挨拶しただけなのに
嬉しくて 頑張ろって
気持ちになった。

失恋した事 一瞬でも忘れられた。

こんな日々が一ヶ月続いたある日
帰りが一緒になって
いつもみたいに会話できるって思ってた…
隣に居る女の子見る前まではね。
彼はいつもみたく
「お疲れ様」
って言ってくれたけど
何か素直に返せなかった。
「おっ 彼女さん?可愛いね。勿体ないくらいじゃん」
「うるせぇ」
って軽く頭叩かれた。
「ごめん、ごめん」
私最低だ。
本当はお似合いだと思った。
それを認めたくなかっただけ。
その場を早く離れたくて
お疲れ様も言わずに足早に帰った。
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