〔完〕本当の愛をあたしに教えて

「ヨーイ、ドンッ!!」


お母様の鳴らしたピストルの音で
女子が一斉にブルーシートへと向う。


「優奈、あたしたちも早く行こう!!」


あたしも零華に言われ、
すぐに二人でその集まりへと向う


もう、すでに零華は出だしが遅すぎたと
焦っている


あたし的には、
こんなに封筒があるんだから
全部なんてなくなるわけなんてないんだから


別に良くない?って思うんだけどね


いまいち、本番中の今でも
どうしてここまで女子が、先生たちが
気合が入っているのかあたしにはわからない


・・・・

でも結局
この数秒後、あたしはその理由を
知ることになる


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