〔完〕本当の愛をあたしに教えて

あたしの一番の親友は
今も、これからも零華だけだって


あたしは、ある決意をした。


「・・・零華、ありがとう。
 じゃあ、行って来るね。」


封筒と紙をしっかりと握り締め
零華にありがとう。と伝える。


「優奈、頑張りなよ。
 絶対ここには戻ってきちゃだめ
 だからね。」


「うん。本当にありがとう」


「絶対大丈夫よ。
 翔先輩は誰よりも優奈の
 ことを理解してくれてるんだから。

 親友のあたしが言うんだから
 嘘なわけないんだから。」


あたしは、零華からも
背中を押され翔先輩のもとへ
向かう。




 
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