〔完〕本当の愛をあたしに教えて

「いいよ。
 だって優奈の料理がおいしくない
 わけがないしね」
 


やっぱり・・・

翔先輩からの返事はあたしが
予想したとおりだった。


あたしに一度も怒ったり、愚痴を
言ったりしない先輩がまずいなんて
言うはずがない。



このときあたしは先輩を信じていた。

 

今まであった多くの人の中で
一番に・・・



でも、これが愛とはまだわからないけど

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