〔完〕本当の愛をあたしに教えて


「佐々木さん、
 ここで降ろしてくれますか?
 
 スーパーに寄るので。
 
 あっ、帰りは歩いて帰るので
 大丈夫ですから」


あたしは、いつも帰りに通るスーパーの
前で佐々木さんに車を止めてくれるように
頼んだ。 
 

佐々木さんはすぐにそこに車を
止めくれた。


あたしはバックを持って車から降りた。


そう、もちろん一人で買い物
するつもりだったのに・・・


この俺様王子が悪魔だったことを
忘れていた・・・

 


「佐々木、俺も降りるから。
 んじゃ、また夕食のときにな。」
 
 

あたしの後をついてくるように
この裏王子も車を降りた。
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