〔完〕本当の愛をあたしに教えて

寮のエレベータに二人で乗り込む。
中には二人しかいない。


零華は、8階のところのボタンを押した。


「生徒会室は最上階の12階だから。
 たぶんそこの階には生徒会室しか
 ないはずだからすぐわかるよ。」


そして、すぐに8階はきていましまい。


「じゃあ、二人っきりで楽しんでね。
 また明日。」


零華はそういって降りてしまった。

あたしの反抗する暇もなく
ドアが無残にも閉まる・・・・


・・・別に二人きりで楽しむなんて

ぼそっとつぶやくあたし・・・


すぐに12階のボタンを押す。


どんな部屋なんだろう。
そんな好奇心がさらに高まっていた。

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