〔完〕本当の愛をあたしに教えて

「あ、別に大丈夫なので
 話を続けて下さい。」


あ~なんて恥ずかしいことを
あたしはしてしまったんだ・・


終わってから凄く恥ずかしくなって
下にうつむいてしまう。


「そういう、優奈も可愛いよ。」

翔先輩はうつむいたあたしの
あごに手をもっていき、

顔を上げさせるようにした。


翔先輩と目があって
恥ずかしくなるあたし・・・


「だからかなぁ。
 ずっと隣に優奈を置いておきたい。」


置いておきたい!?
翔先輩がもののようにあたしのことを
言う。


「優奈、お願い。
 生徒会の副会長になって。」


真剣なまなざしで・・・・


・・・えっ~!?
ちょっと待った。

あたしが副会長に!?

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