〔完〕本当の愛をあたしに教えて
「続いて、会計と書記の役職には
会計には 1年A組 奥山 大生を
書記には 1年C組 海良(カイラ)零華
の2名を選出したいとおもいます。」
書記に零下が?
やっぱり昨日翔先輩が言ったことは
本当だったんだ・・
隣で自分の名前をよばれるとは思っても
いなかった零華が放心状態で前を見つめて
いる。
「・・・優奈、あたし・・
今、書記の名前によばれたよね?」
寝起きのような顔であたしに聞いてくる
零華・・・
「そうだよ。あたしは副会長に、零華は
書記の役職に・・」
「やっぱり!?
夢じゃないよね?」
ありきたりに零華は自分のほほをつねり
だした。
「痛ったぁー!!
やっぱりさっきのは現実なの!?」
やっと今の自分の状況が把握できた
零華はどうしよう。どうしようとあせりだした