〔完〕本当の愛をあたしに教えて
新生徒会長の翔先輩からのじきじき
指名に喜びが隠し切れない零華は
その場で泣き始めていた。
「・・う、しょ、翔先輩・・
あたしなんかのこと・・」
泣きながらも必死に話そうとする
零華
確かに翔先輩はこの学校にきたのは
つい最近なのにみんなのことを
良く知っている。
零華のことだって、今の学校では書道部に
所属していないのに前の学校での
書道の成績を知っていた。
きっと零華もあたしも
このクラスのみんなも・・・
誰よりも学校のみんなのことを知っている
翔先輩に驚いたんだろう・・
「では、今選ばれたみなさんは今日の
放課後、生徒会室に集まってください。
これで、生徒会からの連絡を終わります。」