〔完〕本当の愛をあたしに教えて

「翔先輩、いったい何を・・・」


玄関まで行くと、すぐに翔先輩に
腕をつかまれ・・

すぐにあたしは翔先輩に抱きしめられる
形になった。


「翔先輩、忘れ物って?」


抱きしめられながら、翔先輩に聞く。


「これだよ。これ
 優奈に一週間もあえないなんて。」


翔先輩はそういうとさっきよりも
強い力であたしを抱きしめた。


「・・・しょ、翔先輩、痛いです。」


「あっ、ごめんごめん。
 でもこれで充電満タンだから
 いってくるね~。」


・・・えっ、もしかして忘れ物って


チュッ・・・

あたしの唇に優しいものが触れた。

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