〔完〕本当の愛をあたしに教えて

「結城、私はあなたに
 ここでは会いたくなかったわ。」


「・・・ハイ。お嬢様・・・・」


「しかも、そんな私に似合わないピンク
 のドレスなんか持っちゃって!!

 もう、嫌がらせとしか思えないわ。」


「申し訳ございません。」


もはや、私の愚痴を結城に聞いて
貰っている状況だった。

もちろん、ただ頼まれて来ている結城
は何も悪くない。


でもさっきから必死に謝る結城を
見てると・・・


愚痴を言ってるあたしが凄く凄く
悪くなってきてる・・・・


別に本当は悪気はなかった

ただ、ピンクのドレスを除いては・・



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