〔完〕本当の愛をあたしに教えて

「あたしは・・・翔先輩を尊敬しますよ?」


「優奈が俺を?」


翔先輩は、明らかにあたし自分を尊敬
しているのが信じていないようだった。


「生徒会にバスケに・・堂華の仕事も・・
 すべて完璧にこなすじゃないですか
 
 いつも凄いなぁ。って思ってたんですよ。」


翔先輩は、照れたように
小さく笑った。


絶対自分ではバレてない。と思っている
だろうけど・・


バッチリみちゃいましたぁ。


「それは・・毎日届けられる
 宝物のおかげかなぁ。」


「宝物ってなんですか?」


「それは・・言えないよ~」

「どうしてですか?
 教えて下さいよ。」


宝物をもったいぶる翔先輩・・

宝物って言うぐらいだから
やっぱりいえないほど大切なもの?


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