〔完〕本当の愛をあたしに教えて

「俺の宝物はね・・・・」


ゴクッ・・つい緊張してつばを
勢いよく飲み込んでしまった。


むせそうなのを我慢しつつ、
翔先輩のほうを見る・・・・


いつ見ても、美しすぎる顔立ち・・
毎日みてても飽きない


・・そんなこと考えてる場合じゃなくて



「それは・・・
 毎日、大好きな人が見せる笑顔と
 手作りのお弁当かなぁ。」


「・・・えっ?」


つい、思っていたものとあまりにも
かけ離れているものだったから、声が
出てしまった。


・・・でも
それってあたしのこと!?!?





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