〔完〕本当の愛をあたしに教えて
「こんなこと嘘ついたって・・」
あたしは少し呆れ気味で言った。
「やっぱりマジなの!?」
「・・だろうね。
本人に聞いてないから
わかんないけど。」
「そんなの今日わかるじゃないっ!」
零華は自慢げに一人楽しそうに
そう言った。
でもあたしにはわからない・・
「どうして今日わかるの?」
「そ、そんな大事なこと
あたしの口からは言えないわよ。」
「そんな大事なことなわけ?」
「はぁ?優奈、頭大丈夫!?もしかして……天然?」
零華は呆れ顔であたしを見続ける
それが少し睨んでいるようにも見えて怖かったりもするが……
そして零華はハァ~とゆっくりため息をつき
「じゃあ今夜楽しみにしましょうか。絶対校舎内にいてよ!!時間になったら迎えに行くから」
「えーわかったわ。たぶんわたしは教室にいると思うから」