〔完〕本当の愛をあたしに教えて
制服から、ドレスに着替えさせられて
髪もきれいにセットされ・・・
もう、あたしには逃げる道は
なくなった
むしろこの格好で逃げたほうが
変な人に見られて・・・・
どうなるか
「お嬢様、こんな感じで」
「トントン・・・
俺だけど」
結城が言い終える前に、ドアに
ノックする音が聞こえた
俺だけど・・・
きっとこの声は翔先輩だろう
「大丈夫よ。
結城ありがとう
わたしは翔先輩と話したいことが
あるから・・・・
ちょっとはずしてくれる?」
「ハイ。もちろんでございます。
わたしは、隣の部屋にいますので
何かあったらお呼びください」