〔完〕本当の愛をあたしに教えて
「それは、おまえも同じだろ。
・・おまえこそ後悔すんなよ」
「あたしは大丈夫です。
百合華の娘ですから」
翔先輩に負けじとあたしも言い返す
「気の強さは、社長にそっくりだな。
おまえにそこまで言われたら
しょうがない
俺も、紫堂の名にかけて 」
「じゃあ、両者婚約に賛成ということで
行きましょうか・・・
これから、お願いしますね。翔さん」
「こちらこそ、よろしくな。優奈」
お互いに表だけの笑顔をつくり
同時に部屋を出る