〔完〕本当の愛をあたしに教えて

「ここが、百合華学園!?
 こんなところにあたしが転入していいの?」


あれかた結局あたしも、百合華の制服に
着替えさせられ迎えの車で来てしまった



「別に大丈夫だろ。
 入学金も授業料もただだしな。

 よかったなぁ。優奈、俺に感謝しろよ」


そういって、あたしの肩になれなれしく
触るのは翔先輩


だいぶ、前のクールな翔先輩から
変わってきたような気がする



「離して下さい。
 別にあたしは、あなたにこんなこと
 しろ。なんて言った覚えはありません」



「ゴメン。優奈嫌だったよね・
 あたしがここまで優奈について来ちゃったり
 して・・・」


「零華は全然悪くないの・
 むしろ、ここに来て零華こそ大丈夫だったの」



「あたしは、今ここにいることが
 夢みたいだし、また優奈と一緒にいられ
 ることがなにより嬉しい」



零華はそういうと、ニッコリと微笑んだ


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