〔完〕本当の愛をあたしに教えて

「いいわよ。零華ちゃんだったかしら
 優奈がいつもお世話になって~

 今回もごめんなさいね。
 ここにも付いてきていただいて」


「いえ、とんでもございません。
 あのぉ、お母様はこの学園の理事長を
 なさっているんですか?

 あの、わたし・・・
 ここのことなにも知らなくて・・・」


いつになく、おどおどした様子の零華


零華をここまでにしたのは
今目の前にいるこのお母様の迫力のせいだろう


あぁ~あ、零華にちゃんと説明してもらわないと


って言うか、あたしも良くわかって
ないのが事実なんですけどね


「じゃあまず、わたしの自己紹介から
 させていただくわ。

 私の名前は、百合華 リオン。
 知ってると思うけど、優奈の母親よ。
 
 私の夫が百合華の会長の
 百合華 瑠希亜(ルキア)

 ちなみにわたしの年齢は・・・・」


 

 
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