〔完〕本当の愛をあたしに教えて
「そりゃ、わたしだって、ちょっとは
反対したのよ。
まだ、二人だって若いし、グループの経営
今の会長同士で大丈夫だし・・
それでも、あの二人は早く二人を結婚
させて、ゆっくり老後を過ごしたいって・」
お母様が困ったように言った。
まぁ、今困ってももう、遅いんだけどね。
「もちろん、わかっています。
僕も、会社の経営については高校を卒業
してからで十分だ。と父に言われました。
なので、優奈との高校生活を楽しみたい
と思っています。」
困ってる、お母様とは逆に
うれしそうにしている翔先輩
あたしから言わせれば
気持ち悪いほど、笑っている
「それはよかったわ~。
これからも優奈をよろしくね」