〔完〕本当の愛をあたしに教えて

「そりゃ、わたしだって、ちょっとは
 反対したのよ。

 まだ、二人だって若いし、グループの経営
 今の会長同士で大丈夫だし・・


 それでも、あの二人は早く二人を結婚
 させて、ゆっくり老後を過ごしたいって・」


お母様が困ったように言った。


まぁ、今困ってももう、遅いんだけどね。


「もちろん、わかっています。
 僕も、会社の経営については高校を卒業
 してからで十分だ。と父に言われました。
 
 なので、優奈との高校生活を楽しみたい
 と思っています。」


困ってる、お母様とは逆に
うれしそうにしている翔先輩


あたしから言わせれば
気持ち悪いほど、笑っている


「それはよかったわ~。
 これからも優奈をよろしくね」










< 68 / 333 >

この作品をシェア

pagetop