〔完〕本当の愛をあたしに教えて

今まで人生で友達は今、隣にいる
零華だけだった。


きっとこれからも・・・
零華だけだろう


「零華・・・
 もし、何かあったらあたしにすぐ言ってね」

「えっ・・・うんわかった。
 でも、どうして?」


「ここのお嬢様たちは何をしでかすか
 わからないから」



たぶん、零華はこれからいじめられるかも
しれない

でも、あたしが絶対に守るから



本当はこのことを言いたかった
でも、そんなこと言ったら零華があたしの
前から消えて生きそうで怖くて言えなかった



あたしに始めて出来た友達

百合華の名に関係なく
あたしと友達になってくれた


もう、一人ぼっちには戻らない


あたしは変わったのだから






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