淋しがりのストレイキャット
「あ、やべ。学校に財布忘れた!先に行ってていいわ」
「おっけー。三井来る頃には俺が可奈ちゃん喰ってるかもよー?ははは!」



放課後、約束通り駅ビルに向かう途中、財布を忘れたことに気が付いた。

たいして乗り気じゃなかったからかもしれねえけど、いつものポジションにソレがないと焦る。



まぁ、あれくらいのオンナは俺じゃなくたって別に構わないはずだ。


ただ遊び相手が欲しいだけで、それがかっこよかったり遊び慣れていればそれでいい。



俺はとりあえず仲間にあとを任せ、財布を取りに学校に戻ることにした。
たいした財布じゃねえけど、無くすのには惜しい。






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