白い世界:未完



その日も何も変わらない日だった





朝、車椅子で純さんと散歩をしていた






〜〜♪






「っあ!優奈ちゃんごめん、電話だから待ってて」






そう言って家に走って戻って行ったのを見て




どこかに行きたいとふと思った









気付けば門を出て



初めて通る道を通っていた




戻ろうと思っても

戻る道が分からなかった




誰かに助けを求める事も出来ず






ひたすら車椅子をこいだ



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