僕のマーメイド
川島は俺の後ろにいる人に気づいて、
あいさつをする。
「ん?あんさん、見かけん顔やな。
奏音の新しい友達か??」
詩歌はビクッとして、
さらに俺の後ろに隠れた。
詩歌の替わりに俺が話す。
「この子は詩歌。
今日うちのクラスに転校してきたんだ。」
「へぇ~。えらいかわええ子やな。」
「声でねぇんだよ。あんまり脅かすな!」
「悪い悪い。そないにしても奇遇やな。」
「何がだ??」
川島の後ろに人影が見えた。
と思うと、彼女も陽気に俺を呼ぶ。
「あっ!奏音くんだー!!」
「り、李乃?!」
探す必要がなくなった。