僕のマーメイド
 
 
 
俺たちは屋上へ来て昼食を食べ始めた。


無言が続いていた。



何故かというと、

それはここへ来るまでが原因だろう。



俺が詩歌を連れて教室を出て行くと、

2人がにこにこ待っていた。


そして、2人に詩歌も一緒だと伝えた。



「あのさ、詩・・・この子も一緒でいい?」


「俺は別に構わんよ^^」



川島は笑って了解してくれたのだが、

李乃は違っていた。



「詩歌?!なんでこのクラスから・・・」


「え?李乃、詩歌と知り合いなのか?」


「あ、え?う、うん。まぁ。」



なんだ?


知り合いに会えたのに

詩歌も李乃も嬉しくなさそうだ。


 
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