僕のマーメイド
 
 
 
俺たちが話しているのに

横やりを入れたのは川島だった。



「なんやねん。

2人だけの空気作りおって。」


「な、何言ってんだお前・・・!」


「俺ら置いてかれたみたいで

寂しいやんなぁ?詩歌ちゃん。」



詩歌はまさか自分に声をかけてくると

思ってもみなかったのだろう。


飛び跳ねそうな勢いでビクッとした。



「ありゃ・・・?」


「だから言ったろ馬鹿。

あんまり驚かすなって!!」


「いや、そんなん驚かせたつもり

ないんやけど・・・」



こうして、気まずくなりかけたころ、

午後の予鈴が鳴り響いて、

俺はほっとしながら教室へ戻った。


 
< 22 / 22 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

。人の書。
魅襲/著

総文字数/1,728

詩・短歌・俳句・川柳9ページ

表紙を見る
ドリーム☾クリスタル
魅襲/著

総文字数/1

恋愛(その他)1ページ

表紙を見る
Look for You
魅襲/著

総文字数/19,232

恋愛(その他)70ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop