REVERSIBLE



祥奈さんゎあたしの
 横に座って抱きしめてくれた


「お嬢様…」


その温もりが暖かくて


昨日泣き枯らしたはずの涙が
  またポタポタと流れていた


「祥奈さん~っ」


あたしゎ彼女に抱き着いて
      声をあげてないた


所詮あたしゎまだ18歳で
  何にも出来ない餓鬼だった


弥雲を失っただけなのに


こんなにも心が
     壊れてしまうなんて


あたしゎまだ
     弱い弱い人間だった


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