来栖恭太郎は満月に嗤う
最早ボロクズと化したハルパスの亡骸を愛馬の背に載せ、俺も馬にまたがる。

余興としては程々に楽しめた。

今宵の戯れはこのくらいにしておくか。

「はぁっ!」

俺は愛馬の腹を蹴り、屋敷へと駆けさせるのだった。





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