★あいつは教育係☆
「でも、本当は俺が綾菜ちゃんの彼氏になる予定だったんだけどね~。」

と、アレンさん。

へっ?彼氏になる予定だったって......

「ふざけるな。お前が彼氏になるくらいなら、俺がなるって。」

えっ......

徹さん?

「綾菜ちゃんはきっと可愛い弟系が好きだと思ってたです。だから、可愛さ5割増だったのに......」

と和希さんも。

てか

可愛さ5割増だったって......


あのー......

皆さん?

いきなりどうしたんですか??

私が不思議そうな顔をしていると

アレンさんが

「あっははは......今の綾菜ちゃん、面白い顔してるー!ってか、本当に鈍子ちゃんだよねー。みーんな綾菜ちゃんの事が好きだったんだよー?」

へっ?

私を好き?

皆が?


「みーんな綾菜ちゃんを狙ってたんだけど、信次に忠告されちゃったんだよね。」

信次が?

......なんて言ったんだろ......

「だから、二人がくっつかないと、諦めた俺達が可哀相だろ!」


皆さん......


「ありがとうございます!私も皆さんの事大好きです!」

「綾菜ちゃーん!やっぱり超可愛い~!」

とアレンさんが私に抱き付こうとしたが

徹さんと和希さんが全力で止めた。


「「いい加減にしろ(してよ)!」」

「うわぁーん。綾菜ちゃーん!二人がはたいてくるよー!」

なんか......

今日一日で皆の素顔が少しだけ分かったような......

初めは、雅哉さん目当てで始めたバイトだけど

皆と出会えたし

本当に心から大好きな

信次とも出会えた。

Sweet☆Rainに入って本当に良かったよ。
< 43 / 94 >

この作品をシェア

pagetop