★あいつは教育係☆
本当?
本当に本当??

「何?その疑うような目は。」

うっ......
だって......


「夢みたいなんだもん。」

って私がボソッと言うと

信次は笑って

「じゃあ、夢じゃないって証明してやろうか?」

へっ?

信次は私の顔に顔をゆっくり近付けてきて......

わー!わー!わー!!

顔が......
顔が近いよー!

えっと......こーゆー時は

目を閉じた方が良い?

恥ずかしいし......とりあえず閉じよう!

私が、ギュッと目を閉じると信次は優しくキスをしてきて

さっきの軽いキスとは違って

長くて濃厚なキス......

「んっ......」

時折漏れる自分の声が物凄い恥ずかしくって......

それに......

キスなんて初めてではないのに

妙にドキドキして......



流石にこれ以上続けたら、ドキドキし過ぎて倒れちゃう!
って思った時

信次がやっと唇を離してくれた。

「ど?夢じゃないって実感した?」

うー......

なんか、私は全然余裕がないのに

余裕な信次が凄い悔しい!

でも、夢じゃないって事は実感できたし......

私は恥ずかしながらも、コクンと頷いた。
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