★あいつは教育係☆
「いやー!お二人さん!で?結局どーなりましたか?」

アレンさんが満面の笑顔で聞いてくる。

ここは会場内。

と言っても、もうハロウィンパーティーは終わって、会場内には私達しかいないんだけど......


えーと......

なんて言えば良いのでしょう?

正直に言った方がよろしいのでしょうか?

なんて言えば良いのか迷っていると

信次がサラッと

「付き合う事になったけど?」

と言った。


えぇ!?
あっさり言っちゃって良かったんですか?

「マジ!マジ!マジ!良いなぁ!信次はー!俺だって綾菜ちゃんが好きだったのにさぁ!」

とアレンさんが言うと

信次は

「間違ってもお前だけには渡さねぇ。」

ってボソッと呟いた。

「まぁ、でも......良かったね!綾菜ちゃん!」

と和希さんが微笑んで言った。

私も笑顔で頷いた。



「綾菜ちゃーん!」

と声がして、突然抱き付かれる。

「えっ?あっ!奈々子さん!」

「おめでとー!!」

と言って、奈々子さんは腕の力を強める。

うっ!
く......苦しいんだけど......

「あの......くる......しい......」

と私が言うと

奈々子さんが

「あら?やだー!ごめんね?」
と笑いながら、離してくれた。

結構力強い......この人......
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