★あいつは教育係☆
「他のみんなも、店内で待ってるよー。」

他のみんなって事は、雅哉様も待ってるって事?
行きます!行きます!今すぐに行きまーす!

「今日は雅哉さんは休みだぞ。」
信次が一言。

......あっ。そうですか。
ってか、何であんたはいつも私の考えている事が分かるのよ!
もしかして、エスパー?
......な訳ないよね。

いや、相原信次なら有り得るかも。

「......お前、今俺の事エスパーとか思ってない?」

!!!
神ですか?あんた。

「お前は単純で分かりやすいの。馬鹿だから。」

......

「馬鹿ってなによ!」

「馬鹿は馬鹿だろ?」

......ムカつくー!

「はいはい。二人とも喧嘩しないの。」
和希さんが間に入って、なだめてくれた。

本当にお兄ちゃんみたい。お兄ちゃんって呼んで良いですか!?

信次は、まだ私に何か言いたそうだったけれど、和希さんがいたから、これ以上私に何も言ってこなかった。

これから、何か信次に言われたら、和希さんに助けてもらおう!

「じゃあ、先に行っているから、来てね。」
と、和希さんは先に店に戻って行った。

「ほら、行くぞ。」

「はい。はーい。」

初日だからね。
気合い入れて頑張るぞ!
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