★あいつは教育係☆
「ごめんなさい!」
一生懸命頭を下げて謝る霞ちゃん。
ただ今俺達がいる場所は、終点の無人駅。
霞ちゃんも疲れていたらしく、一緒に寝ちゃったらしく......
気付いたのは、終点に着いた時だった。
「あはは~。大丈夫だよ。本当に寝ちゃった俺も悪いしね~。でも、電車くるまであと1時間ぐらいあるね~。」
まぁ、俺は霞ちゃんと長くいられるから嬉しいけどね。
「電車くるまで、話でもしてよっか?」
と言うと霞ちゃんは小さく頷いた。
本当の事言うと
お喋りじゃなくてもっと別な事したいんだけどねぇ。
「あの~......アレンさんって偽名なんですよね?」
不意に霞ちゃんが聞いてきた。
「うん。偽名ってかSweet☆Rainの芸名だけどね。」
「他の方もそうなんですか?」
また霞ちゃんが聞く。
「あはは。俺だけだよ~。他の奴等は本名。まぁ、徹は芸名かと思ったんだけど。あの顔はどう見ても外国人だろ。なのに徹!?って思ったもん。」
俺は笑って言った。
霞ちゃんも俺につられて笑って......
暫く黙ってから
「本名は、なんて言うんですか?」
と聞いた。
俺は返事に困った。
佐々木アレンと西桜寺真斗は全くの別人。
同一人物だけど、どこかが違う。
女好きで気さくな佐々木アレンと
西桜寺財閥の御曹司のつまらない西桜寺真斗......。
何も答えない俺に
霞ちゃんは
「ごめんなさい!変な事聞いてしまって......。」
と謝った。
ううん。霞ちゃんは謝らなくても良いんだよ?
ただ自信がないんだ。
本当の俺を知っても霞ちゃんが俺の側にいてくれるのか......
「今度......教えるね?」
俺は軽く笑ってそう言った。
一生懸命頭を下げて謝る霞ちゃん。
ただ今俺達がいる場所は、終点の無人駅。
霞ちゃんも疲れていたらしく、一緒に寝ちゃったらしく......
気付いたのは、終点に着いた時だった。
「あはは~。大丈夫だよ。本当に寝ちゃった俺も悪いしね~。でも、電車くるまであと1時間ぐらいあるね~。」
まぁ、俺は霞ちゃんと長くいられるから嬉しいけどね。
「電車くるまで、話でもしてよっか?」
と言うと霞ちゃんは小さく頷いた。
本当の事言うと
お喋りじゃなくてもっと別な事したいんだけどねぇ。
「あの~......アレンさんって偽名なんですよね?」
不意に霞ちゃんが聞いてきた。
「うん。偽名ってかSweet☆Rainの芸名だけどね。」
「他の方もそうなんですか?」
また霞ちゃんが聞く。
「あはは。俺だけだよ~。他の奴等は本名。まぁ、徹は芸名かと思ったんだけど。あの顔はどう見ても外国人だろ。なのに徹!?って思ったもん。」
俺は笑って言った。
霞ちゃんも俺につられて笑って......
暫く黙ってから
「本名は、なんて言うんですか?」
と聞いた。
俺は返事に困った。
佐々木アレンと西桜寺真斗は全くの別人。
同一人物だけど、どこかが違う。
女好きで気さくな佐々木アレンと
西桜寺財閥の御曹司のつまらない西桜寺真斗......。
何も答えない俺に
霞ちゃんは
「ごめんなさい!変な事聞いてしまって......。」
と謝った。
ううん。霞ちゃんは謝らなくても良いんだよ?
ただ自信がないんだ。
本当の俺を知っても霞ちゃんが俺の側にいてくれるのか......
「今度......教えるね?」
俺は軽く笑ってそう言った。