先生に恋した私
ガラガラ…
「失礼します。」
一瞬、夕日がまぶしくて先生の顔が見えなかった。
けど良く見てみるとその顔は目をつぶっている。
あれ?
北村先生どうしたんだろう。
そう思い私は顔を覗き込む。
すると、そこにはスースーと寝息をたて寝ている北村先生がいた。
なんだか今、私の目の前にいる北村先生は先生ぢゃないみたいだった。
それにあまりにも爆睡している。
きっと最近忙しいのだろう。
そういえば北村先生ってこうやってジックリ見るのはじめてかも。
なんか結構カッコいい…。
まっ坂井先生の方がカッコいいけどね。
でも綺麗な顔してるなぁ…。
なんか女子見たいかも。
そんな事を考えていたら、先生が
北村「ん~~」
と言って起きた。
「先生、ちゃんと来ましたよー。
早く起きてくれないと、帰りますよ?」
私がそう言うと
「ちょっと……待って……」
と先生が寝ぼけながら答える。